ポイントは世界一楽しい
売り場づくりと売上を伸ばすこと
私は入社後、井田両国堂の直営店の運営を担っているTMD統括部に配属。現在は直営店のメイクアップソリューション則武新町店で、店長を務めています。井田両国堂は「アーバンコンフォート」「メイクアップソリューション」「エムエススタイル」というビューティ専門の直営店を全国に25店舗展開中。コスメ、雑貨など約5,000以上のアイテムをセレクトし、お客様に楽しく買い物をしていただくための様々な提案や情報発信をしています。
直営店の役割は、商品を販売し、売上を伸ばすことだけではありません。IDAグループにとって、直営店は実際に商品を購入されるお客様との接点であり、営業の社員に「お客様の声を伝える」、あるいは「店舗側の意見を伝える」という大事な役割を持っています。
例えば、どうすれば最適な売場づくりができるかは、実際にお客様がいらっしゃる店舗で試行錯誤してみないとわからないこともあります。だからこそ、私たち直営店のスタッフが、国内外で知られていない商品を発掘し、特徴や価格帯などを踏まえ、店舗でテスト販売を実施。どんな販促ツール（パネル、テスター、動画など）があればお客様は興味を持ってくださるか。どのような見せ方が必要か。お客様の反応、店舗で実際に販売するスタッフの声、こういった情報を店長である私がとりまとめます。毎月本部（東京）で行われる店長会では、共有された全国の販促事例を持ち帰り、自分の店舗での接客・販売に活かしています。
高い意識とスキルを持つ
スタッフの育成
店舗で扱うのは誰もが知っている人気商品ばかりではありません。つまり、店舗の売上を伸ばすためには、とにかく全員で創意工夫をする必要があります。幸いにも、スタッフは接客も化粧品も大好きという人たちばかり。それでも、お客様が知らない商品を売ることは、決して簡単ではないのです。
私は、スタッフが少しでも自信を持てるように、接客時にサポートをしたり、商品の勉強会を開いたり…という努力を重ねました。また、スタッフによって接客、売場づくり、PC業務などの得意分野が違うことにも着目。「得意分野に集中してくれればいいよ」とアドバイスしたのです。すると自然とスタッフたちのモチベーションが上がり、それぞれの苦手な分野まで克服してくれました。おかげで“店舗力”がアップ。私の不在時にも堂々と接客してくれていると、後々リピーターのお客様から教えてもらいました。嬉しかったですね。
今後、スタッフたちが成長し、未来の店長として育てていくためにも「店長の私にしかできないこと」はできるだけ無いほうがいいというのが私の持論です。エリアマネージャー、営業…私自身が店長を経て何を任されるかは分かりませんが、いつまでも接客・販売の醍醐味を忘れず、一つでも多くの新商品を世の中に浸透させていきたいと思います。